Studio B.n.Pのnaomiです☆
羽生君、凄かったですねー!!
その他にも小平選手とか日本人メダリストが誕生してる冬季オリンピック!
たまたまオリンピックの特集していた番組では、
元スピードスケートの金メダリストの清水さんが出ていて、
小平選手は今回のオリンピックに向けて、
解剖学や栄養学を学び挑んだと話していました。
トレーニングでは、その中でも『多裂筋』を使えるようにしていったと清水さんが話されていましたが、
この多裂筋、コアの一部です!
さて、最近ではお馴染みになった「コア(core)」。
これは具体的にどこの筋肉をいうのかご存知ですか?
一般的に知られているのは、「腹筋でしょ?」と言われる方も多いです。
答えは、正解であり不正解。
コアというのは、「コアハウス」とも呼ばれていますが、
「ハウス(家)」で考えた時、
壁に当たる部分のおへそ側(体の前面)では、
腹筋群の一番深層部、「腹横筋」というのがコアハウスの前側の壁。
いくら普通の腹筋(シックスパックと呼ばれる表面側の腹筋)をやっても、ここは鍛えにくいのです。
そして、背面側の壁となるのが、
清水さんも話していた「多裂筋」なのです。
多裂筋は、背骨についてる筋肉なのですが、
背骨を支えている「脊柱起立筋群」という筋肉があります。
これらの一番深層部と言ってもいいのがこの「多裂筋」なのです。
これは深層部が使えてないと「on」の状態になりません。
ヘルニアなどが起きやすい方もここが弱いことが多いです。
(もちろんここだけではありませんが)
また天井になる部分は、「横隔膜」です。
こちらは呼吸をする際に使って行きます。
しかし現時代では、呼吸が浅い方が多く、
うまく使えている方もやはり少ないのです。
ただ一番コアハウスの中では使いやすい場所です。
そして、中でも重要な床にあたる底の部分は、
「骨盤底筋群」と呼ばれる筋肉群があります。
内臓を支えている筋肉群ですね。
これが弱まってくると、下腹ポッコリとかだけならまだ可愛いのですが、
「尿もれ」や酷いと「骨盤臓器脱」などの泌尿器系のトラブルもなり得ます。
「骨盤臓器脱」とは、膣や子宮、直腸が脱出する(いわゆる体から出て来てしまう)ことを言います。
女性は特に、出産後や、子宮などの手術をされた方はなる方が多いそうです。
これら臓器を支えているのが、この「骨盤底筋群」です。
ピラティスでは、ここをダイレクトに使って行きます。
この骨盤底筋群がある場所がやはり底であり、感じにくい部分であるために、
こちらもいくら普通の腹筋をやっても、鍛えにくいのです。
これらの深層部の筋肉というのは、
細かい筋肉が集まったものが多く(もちろん違うものもあり)、
繊細な動きでないとしっかり鍛えることができません。
なので、スポーツジムなどで行うようなウェイトを持って行うトレーニングでは、
アウターと呼ばれる大きな筋肉=パワーがある筋肉を優位に働かせて動いて行きます。
実は、深部を使わなくてもアウターさえパワーがあれば出来ちゃうんです。
でもそうすると中はゆるいまま(いわゆる「ちくわ」のような状態←酷い言い方w)
芯がないから弱々ですよね。
そうすると様々なトラブルが起きやすくなります。
なので、ウェイトを持ったトレーニングはもちろん大事です。
ただやるならしっかりとインナーからの使い方を学んでから行うことをお勧めします♪
ピラティスは主にこのインナーを使い、さらに目的に合わせてアウターも連動させて動いて行きます。
体を支える大事な部分です。
できるだけ、安全に、そしてしっかり使えるようにしていきたいですね♪
ついでに言うと、
筋肉はトレーニング期間によって落ちるスピードが違うと言われていますし、
ある一説では、8時間で戻るとも言われています(こちらは私がバレエ現役時代にどこかの先生に聞いたお話)
毎日コツコツトレーニングされている方は、その分落ちるスピードは遅いそうです。
逆に単発単発だとやはり落ちるのは早いですよね。
寝たら体は戻るので、バレエダンサーは、
やはり毎日レッスンを続け、それから舞台の稽古などが入ります。
私たちは、特にアスリートでもなければダンサーでもない、
でも日常生活で使ってる筋肉は、こわばってたり、張ってる部位を使いすぎ、
深部(関節周辺などの部位も)をほとんど使わずに生活できてしまっているので、
体の問題が出て来てしまいます。(内蔵にも影響)
なので、日々のケアがとても大事なんです。
寿命は長くなっても、チューブに繋がれたまま寝たきりで生きるより、
健康で体を動かせることができて、様々なことを楽しんで生きたいと思うんです。
そのために正しい知識を学び、ちょっとした日々のケアをできるようにしていければ人生もっと楽しめますので、
「健康美人」でいられるようにしていきましょうね♡