ままならない

ピラティスでは必ず「ここを意識して」と動く前にターゲットを説明されます。でもそこに意識を入れようとしてもできなかったり、うまく動かないこともあります。初めてのプライベートレッスンの時、ヘッドロールアップ (仰向けで寝てひざを立て、頭を持ち上げるポーズ)で、naomi先生に「足の付け根の力を抜いてくださーい」と言われてちょっと困りました。力を抜いてって・・・そもそも私、付け根に力を入れてるつもりがないんですけど?

身体にはそれぞれ使えていない部分がある一方で、たいていの場合、めちゃくちゃ使われすぎている部分があります。ターゲットである使えていない部分を意識しようとしても、このいつも使い慣れている部分が、勝手に動く。無意識に。おーい!と呼ぶと違うヤツが「えっ?俺?」と振り向くみたいな感じ。違う違う、あなた、そっちの奥にいる人!と言っても、呼ばれてる本人はここ何年間もほとんど呼ばれたことないから、よそ見してポカーンとしてる。俺?ってすぐ振り向くヤツは何年にもわたって毎回毎回呼ばれ続けてきたからフットワーク軽く反応する。そんな感じ。わかりづらい。

私は腹筋・背筋の弱さを、足の付け根から太ももの前面でカバーすることが多いです。付け根から太ももを使うことで、弱い部分をさほど使わなくても動作できるような身体になっていたということのようです。問題は、常に中腰でスタンバイしているヤツ、えっ?俺?とすぐ振り向く例のアイツです。あなた、今後もし呼ばれたと思っても反射的には動かないでくださいね。よくよくお願いするしかない。つまり、自分はすぐに足の付け根が縮こまる・無意識に力が入るんだということを意識して、伸ばす・力を抜くようにする。「無意識を意識」する。まるで禅問答のようですが(笑)

そうして諦めずにやり続けてると、今までできなかったのが嘘みたいにうまくできる瞬間がきます。感じ方には個人差があるので、これは私の場合と前置きしますが、付け根の力を抜くことができ、邪魔なものが無くなったことで、腹筋だけに意識を向けやすく力が入りやすくなったと思います。おーい、おーい・・・・おぉぉぉーい!という私のしつこく諦めない呼びかけに、使いたい部分が「はい!」と応えてくれる瞬間。キ、キターーーッ!!そうだよ、もう分かったね、次からは大丈夫だよね? ところが、翌週になりポーズが少し変わるだけで何もなかったかのように再び意識は元に戻っていて、いつもみたいに知らんぷり。がっくり、肩を落とす。

嗚呼、ままならない我が人生哉。しかし、ままならないからこその、やりがい。

それでは、また次回。

written by kana  B.n.Pサポートスタッフ。2015年よりB.n.Pにてピラティスを始める。運動神経ゼロ。四十路女。

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